現代若者鏡 その一 [生活]
地下鉄で下を向いて、本を読んでいたら、
いい香りがただよってきて、
横で化粧をするような動きが左目の端に入ってきた。
「あっ、また若い女の子が電車の中で化粧をしているのかな。
ふーん、何? 冬に油紙?
いや、違う、ウェットなコットンみたい。
う~~ん、何してんだろう?」
とちらっと横をみたら、若い男の子だった。
いい香りのするコットンを両手でもって、顔のあちこちを順々におさえていた。
かなり時間をかけて顔をさっぱりさせたら、次の駅で降りていった。
いい香りがただよってきて、
横で化粧をするような動きが左目の端に入ってきた。
「あっ、また若い女の子が電車の中で化粧をしているのかな。
ふーん、何? 冬に油紙?
いや、違う、ウェットなコットンみたい。
う~~ん、何してんだろう?」
とちらっと横をみたら、若い男の子だった。
いい香りのするコットンを両手でもって、顔のあちこちを順々におさえていた。
かなり時間をかけて顔をさっぱりさせたら、次の駅で降りていった。
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