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善徳女王 12 ミシル [雑感]

ハングル講座も始めたし、
また、善徳女王を韓国語で観直している。

今日は、ミシルが徳曼王女に大耶城で降伏するところだった。
久しぶりに観て、ミシルの心情を前より深く感じた。

チヌン大帝が命じたミシル刺殺の勅書を
ピダムが隠していた理由を聞いた時のミシル。
たぶんサダハムが自分を犠牲にしてもミシルのために
動いたのに対して、ミシルが持つ愛情と同じものを、
ピダムに対して持ったのだろう。
ピダムがミシルを大切に思う気持ちを知って、
いとおしさを感じた。

それ以前にピダムを遊山に誘った時に、
ピダムの夢を知った。
徳曼を愛しているピダム。
徳曼のために三韓統一を目的にするピダム。

政変を考えた時、負けた時はピダムが手柄を
立てられるようチヌン大帝の勅書を用意していた。
その時は、まだ将来に渡る計画はなかったろう。
この戦いで、華々しく散ってもよいと考えていた。
だから、
ピダムの夢にちょっと手を貸すプレゼントくらいのもの。

徳曼王女と話して、徳曼王女がミシルの陣営の者たちを
欲しがっていると知った。
降伏しても、一族の者は生き残る可能性があると知った。

ピダムの夢とは、徳曼王女と結婚すること。
チンジ王の息子だから、身分上も十分。
いとおしさから、ピダムの夢をかなえてやりたいと
思ったと理解した。

新羅を守るために、すべて終わりにしようとしたミシル。
その時、次の計画が生まれたと思う。
ピダムの夢を叶えることは、ミシルの一族に目標を持たせる。
一族に求心点を与える。
そこで、ピダムを王にしろとソルォンに言い残す。
人は、屈辱の中でも希望があれば前向きに生きる。

そして、ピダムには、
「愛とは何だと思っている?愛とは容赦なく奪うことだ。
 恋心、大義、新羅、何一つ分け合うことはできない。
 ユシンともチュンチュとも分け合えない。」
と教え諭した。
ミシルは、ピダムに王になる覚悟をしろと言っている。
王として恋心、大義、新羅を考えろと言っている。
ピダムには伝わらなかったけど。

観る度に、セリフの深みを感じる。
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