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善徳女王 2 脚本 [雑感]

脚本については、盗作問題があるらしいけど、
そういうのは関係なく、62回のドラマとして飽きない。

エンドロールの歌にもあるけれど、
一歩ずつ進む謎解きが巧妙。
最初の謎は、北斗七星が八つになるとき
ミシルという王から新羅の支配権を奪った女性に
打ち勝つ者が表れるという予言。
その次は、主人公トンマンがどのようにして
自分の出自を知るかという過程。
その間に、トンマンの右腕となる
ユシンという若者が自分のグループ、
龍華香徒を都の花郎として認めさせる過程。
自分の出自を知ったトンマンが新羅から去ろうとするが、
新羅を手に入れる、王になると決心する過程。
予言があるから、王女として認められないという矛盾を
ミシルと頭脳戦をしながら打ち勝つ過程。
王女となって、新羅の王の使命を解明していく過程。
政敵ミシルを追い詰めながら、王の世継ぎとなる宣言をし、
そのことがミシルの望みを大きくさせてしまう過程。
ミシルが反乱を起こすがそれを鎮圧して女王になる過程。
女王になった後、部下たちの勢力争いを治めて、
次の王に権力を譲る過程。

その他、細かな進行でも、あからさまではあるけれど、
語っている言葉の途中でシーンが切り替わって、
謎を引き延ばす。
視聴者にしてみれば、じらされる感じ。

いろいろな決定的なシーンでは、
2つの類似したシーンを見せ、印象を深めている。
主人公のトンマンは双子であるが、
2人は、同じ時期に同じような悲しみを経験して、
同じように手を震わせる。
それを、二人が亡くした人が現れて慰めてくれる。
また、2人が恐怖を味わったときも
2人が同じように手を震わせて、
それを握ってくれる人が現れる。
百済に追い込まれたとき、ソルォン公という老将軍が
戦いの前の鼓舞の演説を行うが、
それに対してのあまりのらない兵士の雄たけび。
それに対して、ユシンが戦いの前の鼓舞の演説をすると、
兵士のやる気満々の雄たけび。
最後に、ピダムという恋人であり反乱者が
反乱軍を鼓舞する演説と
善徳女王が自ら戦いに参加すると集まった民に対して
行う演説は、一文毎に二人の映像を切り替えて、
二人の対立を鮮明に表現している。

各回は、本当に次はどうなるか、
眼を見張るところで、終わる。
すぐに次を見たくなる。

多くの登場人物がいる。
数えてみたら、主要な人物だけで30人。
その他覚えているのをいれると、60人。
3回見て、だいたい全部を覚えた。
主要な30人くらいは、亡くなるときなど
見せ場を作って、そういう生き方だったのだと
納得させてくれる。

どうするんだという期待に胸が躍る。
あまりに辛くて悲しくて泣く。
飽きないドラマだ。
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