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ホビット 思いがけない冒険 [映画]

久しぶりに映画を観た。
一番、感動したのは、裂け谷の全景が、
指輪物語より壮大に見れたこと。

3Dというのを初めて観たけど、すごい。
人と人の重なりが、肉眼で見るように遠近感がリアルだし、
遠くの景色も肉眼で見るように、手前と同時にくっきりと見える。

手前から鷹たちが現れて、向こうへ飛んでいくのが楽しい。

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これは初版が1965年の少年少女向けの書籍の表紙。
この写真のは、1978年の第8刷。
それでも34年前の本かあ。

やっと、映画で観れた。
お話とは異なって、かなりめりはりがあった。
始まりのビルボの家にドワーフたちが集まるところや、
ビルボとゴラムのなぞなぞのところは、たっぷりと時間がとってあった。

ビルボに切られかけたゴラムの悲しそうな眼が印象的だった。
大きな喪失と恐怖の眼だった。
それにビルボが憐れみを覚えて、殺さなかった。
そのお陰で、指輪を葬ることができたんだなあと、しみじみその眼を観た。

ところで、書籍では少年少女版のあと、2002年に、
指輪物語の映画の成功をうけて、オリジナル版の訳本が出版された。

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どこが違うかと言えば、挿絵が寺島竜一から、トールキン本人のに戻ったところ。
寺島さんの挿絵も雰囲気があって好きだ。
こっちは、カラーの挿絵もあったり、本人だからかなり細かかったりする。

で、好きが高じてオリジナルを手に入れた。

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1978年のForth edition。初版は1937年だから、もう75年も前になる。

今回写真を撮るので、はじめてカバーを外してみた。
シックな緑色だった。シンボルマークもいい感じ。

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TVの映画CMで、またホビットの映画ができたことを知って、
ただ観たくて映画館に行った。
ドキドキしながら見続けていたら、龍の眼が開いて終わってしまった!!!
えっ、ここまで!

家に帰って調べたら、3部作になっていた。
サブタイトルが「思いがけない冒険」で、へんだなあと思っていた。
なるほど、最後が「ゆきてかえりし冒険」と本来のサブタイトルになるのだ。
まあ、「ゆきてかえりし物語」としてくれた方がなじみ深いけど。

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戦闘シーンが早すぎて、ついていけなかったのは、
年をとったせいか、最近のアクションというのか、戦闘シーンというのか、
SFっぽいのなんかは、ものすごいスピードで動くから、
そういうのに合わせたのかもしれない。
でも、中つ国の戦闘はもっとゆっくりでリアルに肉がぶつかる感じだと思う。
とりあえず馬が一番早いのだから。
「王の帰還」のペレンノール野のたたかいの描写の方が、
中つ国の時代の闘いのように見えた。

ところで、この3部作は2014年に完了するらしい。
続きとして、というか、また遡って「シルマリルの物語」も
映画化してくれたらいいのになあ。

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